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2011年1月10日 (月)

「背守り練習帖」

昨年12月21日にNHKBS2で放映された
「猫のしっぽ カエルの手〜京都大原ベニシアの手づくり暮らし」で
「背守り練習帖」が取り上げられて以来、全国から続々とご注文を頂いています。
とても有難いと思うとともに、日本にはまだたくさんの忘れられているけれど
魅力的な手仕事のかたちがあるんだろうなあと実感しています。

番組をご覧になった方から、背守り練習帖を紹介してくださったボタニックさん宛に
とても興味深いお話のメールを頂いたと伺いましたので、要約して掲載させていただきます。

1

『・・・刺繍は、子供のころ、祖母に教わり、夢中になってやっていた時期がありました。
今はもう、道具もどこかに行ってしまいましたが、懐かしい記憶とすっかりリンクしてしまいました。
そして、「背守」・・・そういうことだったのか、と知りました。
外から帰ったとき、私の祖母は
「いかんもん(良くないもの)を背中につけて帰ってきとる(帰ってきたね)」と言って、
背中をよくパンパンとはたいてくれていました。
シャツのタグをはずして、代わりに何かを縫い付けてくれていたこともありました。
あれは、私の「魔」を払っていてくれたのだ、とようやく理解しました。
あの縫い付けが、「背守り」と呼ぶものだということも、今回はじめて知りました。
「子供は素直やから、すぐとりつかれるけんね」と祖母は言っていました。

・・・これを機会に、再度、刺繍を始めてみるつもりです。
手芸なんて、何年ぶりでしょうか・・・・・
おばあちゃんの優しい気持ちを思い出しながら一針一針縫うのは、きっと楽しい作業になると、今からわくわくします。』

2

この方のお祖母さまは、大正生まれとのこと。実際に背守りにふれて育った方には
なかなか出会えないでいたのでとても貴重なお話です。
もっとたくさんのお話を伺ってみたいですね。

ところで、今日は成人の日でした。
長年1月15日だったのが第二月曜に変わり、
成人式の様子もずいぶん様変わりしたようですが、
今も昔も変わらない、母親の子どもを思う心を
ふっと振り返る日でもあってほしいな、と思います。(くろつぐみ)

※画像の背守りは、「背守り練習帖」をつくる際にわたしが刺したものです。

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